寄稿: 越崎 健司 |
| 3月12日(水) 晴れのち雨 エルファウアー文字どおり砂だらけの町 | |
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ドゥーズよりさらに砂漠の中に入った町エルファウア。道の砂はドゥーズよりさら に多く、砂の中に家がある感じで、砂が舞って目に入りサングラスをしないと耐えら れない。各家には羊や鶏がいて歩いているとかなり強い家畜の臭いがする。家々を抜 けると砂漠に出た。まさに砂漠、という感じで、昨日と違い何本かのやしの木もなく 歩けば足が埋まり砂の山が崩れる。確かに私が求めていたものはそこにあった。しか し私は少し歩いてすぐに戻った。砂漠って見て楽しいものじゃない。初めて見たとき には感動したが、陽射しが強くて疲れがたまるし今では見てもうんざりするだけだ。 なつめやし林に行くと涼しくて実に気持ちが良かった。砂漠と対照的になつめやし林 は実に快適で、私はここを歩くのが大好きだ。 予定では他の所にも行くつもりだったが、突然雨が降りだし、一気にドゥーズまで 戻った。ドゥーズに着いたときにはまさにどしゃぶり。なぜ砂漠で雨に苦しめられな いといけないんだ・・・。雨宿りしてホテルに戻ると、福田さんと再会した。今日は このホテルも満室で彼と相部屋になり、また町にも観光客が増えている。みんな明日 の遊牧民の市が目当てと思われ、遊牧民があちこちに行って手に入れた品を売るとい うその市への期待に胸が膨らんだ。 このホテルにはドイツ人の2人組がいる。60代の女性が80代の母親を連れて来てい るのだ。彼女は母親が歳をとっているので同じ場所に一週間はいてのんびりするのだ と言う。とは言え、その歳でこんな砂漠に来てシャワーもトイレも共同の安宿に泊ま るとは・・・。夜になると、今日この宿に来た女の子の集団がホテルの人たちとパー ティのようなものを始めた。彼女たちはオランダの美術学校の生徒で、そのうちの一 人のための誕生祝いだった。夜遅いというのに、楽器を打ちならし大騒ぎだ。ここは 部屋が全て中庭を囲む作りになっているので、その音は部屋の中までまる聞こえだっ た。しかし、そこに泊まっていたヨーロッパ人達は気にするどころか一緒になって楽 しんでいた。結局その騒ぎは23時過ぎまで続き、誰も部屋で寝ている人のことなど気 にかけていなかった。福田さんはやかましい、と文句を言いながらイヤーウィスパー をして寝た。日本人とヨーロッパ人との感覚の違いを感じさせられた。私?もちろん 祭り好きの身としては、ダンスに加わったりして最後までつきあわせてもらった。 チュニジア旅行時、1TD(チュニジアンディナール)≒ 113円 、$1≒ 124円。時差 は8時間。 次へ |
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