ュニジア旅の ークル


チュニジア旅行記
寄稿: 越崎 健司

3月15日(土) 晴れ  ネフター古い町、ラルーシ家

 出発前にネフタを歩いて回ることにした。ネフタは路地が入り組んだ古い町並みば かりで、道に古い門のようなものがあったりする。それ以上に、人々が私の挨拶に対 してニッコリと挨拶し返してくれ、やさしかったことが印象的であった。昨日はあん なにうんざりだったこの町が、ちょっと歩いて回っただけで大好きになってしまった 。結局のところ、私がその場所を好きになるかどうかは、そこの人がいい人かどうか 次第なのだと思う。

 歩いていて出会った人と一緒の写真を撮らせてもらうと、そのおばさんの家に呼ば れた。このあたりの家は石の壁に囲まれていて中が見えないのだが、その中についに 入れたのだ。中には石でできた建物がいくつかあるだけで実に簡素だった。彼らがお 茶を飲ませてくれ、私がお礼に折り紙で鶴を折って見せ、といったことをしていたら 、なんと昼御飯を一緒に食べさせてもらえることになった。みんなで同じ容器から取 って食べるクスクスはおいしかった。それが終わると今度はテレビを見せてくれた。 今まで泊まったホテルにはテレビなどなかったので、言葉は分からないがおもしろか った。ここラルーシ家には7人の子どもがいて上の娘さん3人は高校生で英語ができ るので、いろいろと話せた。旅をしていて知り合った人の家に招かれるのは初めてで 非常に楽しく、時の経つのを忘れてしまった。

 今日はハマム(共同浴場)に行くことにした。ガイドブックによれば、ハマムの中 には垢を落としてくれる人がいて腰巻きやタオルは貸してもらえるはずだった。とこ ろが、いざ入ってみると誰も話しかけてこず、何をしていいのか全く分からない。と りあえず他の人のまねをしてパンツ一枚になって貴重品を預けると、客の若い男性が 中に連れていってくれた。中はまるでサウナのように蒸し暑く、膝程度の高さの台の 上で男たちが休んだり垢を落としたりしている。私は一緒の男の言うとおり彼と垢を 落としあい、シャンプーを借りて頭を洗い、石鹸を借りて体を洗っていた。するとな んとその男がニヤニヤしながら私の股間をもんでくる。2日続けてホモに絡まれると は・・・。ハマムはこれで終わりだったが、私は何も持ってこなかったので濡れたパ ンツの上からズボンをはかざるを得なかった。このとき絞るためにパンツを脱ごうと すると、男だけの脱衣所なのにダメだと言われた。トルコで公衆の面前で素っ裸にな って問題を起こした日本人がいたが、やはり海外では感覚の違いに気を付けないとい けない。確かにさっぱりはしたが、初めてのハマム(0.8TD(90円))の感想は一言、「 疲れた」だった。

 レストランで食事をしているとラルーシ家の父親がやって来て話しかけてきた。「 明日は何時に私の家に来るのか。」・・・えっ?俺って明日も行くことになってるの ?こうして明日9時にまたラルーシ家にお邪魔することになった。  宿の前で昨日の人たちと話をしていたら宿に戻ったのは9時過ぎになってしまい、 宿のおっちゃんはもう横になっていた。一緒に酒を飲むのを楽しみにしていたようだ ったので、なんか申しわけなかった。


チュニジア旅行時、1TD(チュニジアンディナール)≒ 113円 、$1≒ 124円。時差 は8時間。
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