チュニジアへ行こう!
でも その前に・・・


チュニジア旅の基礎知識
・INDEX・
女性旅行者へ
女性だけの旅行者は注意しましょう。でないと・・・
チュニジアの食べ物1(飲み物)
ボガを飲んだことはありますか。
チュニジアの食べ物2(食堂)
クスクスだけではありません。
チュニジアの食べ物3(ホテルの朝食)
チュニジアの朝はダットジャムで始まる。
カフェ
情報収集はカフェで。
移動(ルアージュ・長距離バス)
一番便利なチュニジアの足といえば・・・
お金
チュニジアのレートは変わらない?
言葉
英語はあまり通じません。なぜ?
旅の知識1/女性旅行者へ

 チュニジアはアラブ人が人口のほとんどを占めるイスラム国家。イスラム教は西欧化の進んだ今でもチュニジア人の生活に大きな影響を与えている。それは保守的な南へ行けば行くほど顕著になる。
 イスラム教徒の女性がヴェールを身につけているのを何かで見たことがあることと思う。イスラム教の教えでは、男性と女性が公衆の場に居合わせることを厳しく制限している。チュニジアはそれほど厳格なイスラム国家ではないが、それでも、カフェやレストランなどで女性を見かけることはほどんどない。(チュニスなどの北部の大都市は例外としても)カップルなんてもっての外。
 つまり、チュニジアの男性は女性と話すことはもちろん、一緒に外出することにも余り慣れていない。だから、カフェやレストランなどに腕や足などを露にして現れる外国人の女性達は彼等の格好なターゲットなのである。彼等がみんな下心があるから気をつけろ、というような単純なことが言いたいわけではない。チュニジアを訪れる旅行者がそのような事情を知っておくべきだと言いたいのだ。
 確かにチュニジアの夏は暑い。しかし、ショートパンツなどで彼等に余計な刺激を与えるのはさけるべきだし、彼等の誘いにほいほいとついていくことも止めた方がいい。危険な目に遭うことはまずないが、こちらの意図しない不幸な結果に終わることもありうる。
 特に観光地では、チュニジア人の男性が何人も声をかけてくる。嫌な気分になるかもしれないが、冷たい態度をとってあげることも時には大切だろう。少し気をつけるだけで、旅はずっと楽しくなる。
 また、男性と一緒に行くことも旅をより楽しくする方法の一つだといえる。きっと、それでも日本に興味を持った陽気なチュニジア人がたくさん話しかけてきてくれるだろうから。


チュニジアの食べ物1(飲み物)
ボガを飲んだことはありますか。

 チュニジアにもコカコーラやファンタといった外国産の飲み物はある。でも、チュニジアにはチュニジア版コーラともいうべき国民的な飲み物がある。それが「ボガ」。
 チュニジア人の説明によると、ある植物の成分が材料として使われているというのだが、本当のところは不明。(いつか調べてみたい。)コーラのような黒いボガとサイダーのような白いボガがある。どこのレストランやカフェでもボガを置いていないところはない。他にも「ポミPommi」などのリンゴ味の炭酸飲料もある。乾燥と日差しの強いチュニジアの夏、私達も頻繁にこれらのお世話になった。
 ボガがだいたい0.25-3TD(25-30円)。ポミも同じぐらい。コカコーラはもう少し高かったように記憶している。(実はほとんど飲んだことがない。)







これは黒いボガのラベル。白いボガのラベルは白とブルーが基調のさわやかなデザイン。
チュニジアの食べ物2(食堂で)

 「女性旅行者へ」でふれたように、レストランで食事をとっているのは基本的に男性だけである。(もちろん観光地のレストランは除く)どんな小さな街にも庶民的なレストランがあり、いつも地元の男たちで賑わっている。
  日本でも比較的知られたクスクス(CousCous)は、やはりチュニジアで最も大衆的なメニュー。チュニジアのクスクスにかける赤いスープは、基本的に他のすべてのチュニジア料理のベースとなっている。例えば、チュニジアンスープ(Soupe Tunisiene)といえば、米粒のようなパスタの入った赤いスープのこと。また、チュニジアンスパゲティー(Spaghetti Tunisien)は細長いパスタに例のスープ。他にも具に白いんげんの入った料理(Haricots Blancs)や、卵をくずし入れたスープ(Ouja)など、多くの料理に使われている。
 どのレストランでもパンは無料。なにか一品注文すればいい。チュニジア人はみんな手を器用に使い、すべてパンで食べてしまう。チュニジアの赤いソースはちょっと乾燥気味のパンとよく合う。
 値段は場所によってまちまちだが、大都市よりも小さな街の方が質、値段、サービスともに満足できるレストランに巡り会える。チュニスでは安くておいしい食堂を探すのに苦労した。南のタッタウインやガベスが特にお薦め。メニューを見てもどんなものか分からない場合、厨房に入って見せてもらうのも手。それから、いいレストランを見つけるにはその土地の人に聞いてみるのが近道だろう。ただし、レストランに入る前に必ずメニューを見て値段を確認すること。特に観光地では注意した方がいい。念のため。  

チュニジアの食べ物3(朝食)

  チュニジアの旅で楽しみなのがホテルの朝食。安いホテルにしか泊まっていないので別に特別豪華というわけではない。メニューはいつも決まってカフェオレとバゲットである。ながくフランスの支配を受けていたチュニジアらしい朝食である。
 ポットいっぱいのコーヒーと同量の暖かいミルクが運ばれる。後はバスケットにもられたいっぱいのバゲット(チュニジアではパンはどこでもだいたい食べ放題)とダットジャム。このダットジャムがチュニジアの朝食を独特のものにしている。
 ダットとは、フランス語でナツメ椰子の実のことをいう。ナツメ椰子の栽培はチュニジアの主要産業の一つである。ガベスなどの南部の街では美しいナツメヤシの林(畑)を見ることができる。
 乾燥させたナツメヤシの実は、よくそのまま店頭や市場で売られている。ちょうど干し柿のような味がする。それをチュニジアではジャムにして朝食に添えるのだ。
 特においしいというわけではない。おそらく、日本でダットジャムを食べてもそれほどおいしいとは感じないだろう。でも、チュニジアではそれが一番おいしく、また一番チュニジアらしい。このダットジャムがなければ、チュニジアの朝食はそんなに印象に残らなかったのではないだろうか。





カフェ

  チュニジアでカフェを見つけるには、その街のメインストリートを歩いてみるといい。必ずたくさんの人で賑わうカフェに出会えるはずだ。観光客ではなくあくまでも地元の人で賑わっていなければならない。
 チュニジアではどんな小さな街にもカフェが必ずある。そこに暮らす人(男性たち)にとってカフェは重要な交流の場なのだ。朝から晩までカフェはたくさんの男たちで賑わう。私たちもそこで様々な人に会い、どんなガイドブックにも載っていない地元の情報を得た。もちろん カフェにいるだけで目立ってしまう女性の場合、声をかけてくる男には多少注意した方がいいが。(特に大都市と観光地)
 カフェのメニューとしてはボガなどの清涼飲料水以外にはコーヒーやお茶などが一般的。小さなガラスのコップに入ったカフェオレを食後によく飲んだ。他にエスプレッソやブラックコーヒーなどもあるが、チュニジアのコーヒーはかなり濃いアラブ式。そのままではきつい。(底にコーヒーが黒く沈んでいる。)砂糖をいれて甘くして飲む。
 チュニジアでお茶といえば、ミントティーのこと。これもかなり濃い味。最初から砂糖が入れてあり、かなり甘みが強い。やはり、小さなガラスのコップに入ってくる。どちらも0.2-0.3TD(20-30円)ほど。(ただし、観光地は別)  

移動

  チュニジアは交通手段がとても発達した国だと思う。バスやルアージュ(乗合長距離タクシー)を乗り継げば行けないところはほとんどない。電車はまだ路線が充分に発達していないので、限られたところまでしか行けない。だから逆にルアージュや長距離バスがみごとなまでに発達しているのだろう。
 ルアージュは5人乗りの乗合タクシー。行き先は決まっていて、5人客がそろえばいつでも出発できる。時間など決まっていない。値段も他のチュニジア人と一緒に出るのでぼられる心配もない。もちろん、5人分の値段を払えば一人でも出発する。時間の決まっているバスよりもずっと融通が利く。チュニジアは道がどこもハイウェイのようなもの。かなり飛ばす運転手に当たると、ジェットコースター並のスリルが味わえる。庶民の第一の足である。
 長距離バスは大きな移動に便利。チュニスからまず一気に南下してしまおうというときには利用するといい。夜行バスが出ている。バスも新しくなかなか快適。ただし、到着する時間に注意しよう。初めてのチュニジア旅行の時、チュニスからネフタ行きの夜行を利用した。夜9時に出たバスは明け方の4時頃に終点のネフタに到着。降りたのは私たちだけ。しかも、辺りはまだ真っ暗。人気もなく街灯も全く無い。ただ野犬の声がするだけ。今でもぞっとする。
 鉄道については、旅行記のチュニスからスースのところを参考にしてほしい。バスやルアージュに比べて多少割高。でも、一度は乗ってみるといい。楽しい出会いがあるかもしれない。
 尚、ルアージュとバスの停留所が一緒になっていることはまずない。たいてい離れた場所にあるので、移動の前日にどっちが便利か確認しておくといい。参考までにチュニスの場合、ルアージュもバス停もかなり街からは離れたところにある。タクシーで行くかバスを使わなければならない。電車の駅なら街の中心にあるので比較的便利。





お金

  お金は空港や街のどの銀行や郵便局でも替えることができる。どこに行ってもレートはおなじだし、ほとんど変動しないので安心して両替できる。最近では日本円でも替えてくれないこともないが、USドルやドイツ・マルク、フランス・フランなどならより確実。
 だいたいの物価を知っておくとぼられることもないだろう。旅行記の物価を参考にして欲しい。でも、基本的にはタクシーやレストラン、ルアージュ、なんでも利用する前にいちいち値段を確認することが不可欠。言われた値段以上を請求してくることはまずない。

言葉

  チュニジアの母国語はアラビア語。しかし、長くフランス領であったチュニジアではフランス語もよく通じる。たいていの場所ではアラビア語とフランス語の二か国語の表示がある。バスも電車も、また、レストランの看板やメニューもバイリンガルである。
 チュニジアは今でもフランスとの経済的な結びつきが強く、また、ヨーロッパからの観光業が国家の収入に大きな地位を占める。フランスの支配に強く反発してフランス語の表示を一気に消し去ったアルジェリアとは立場を異としている。
 観光地に行くと、みやげ物屋やレストランなどの人々がフランス語以外の言葉をうまく操っているのに驚かされる。彼等は仕事の必要に応じて語学をマスターしていく。ドイツ人ツアー客の多い海辺の高級リゾート地では、多くのチュニジア人がドイツ語をはなし、イタリア人やスペイン人の多いところでは、イタリア語やスペイン語を使う。彼等は積極的に観光客をつかまえ、話しかけては語学を学んでいる。しかも楽しげに。フランス語を習いたての子供達も積極的に話しかけてきた。彼等のひとなつこい国民性が語学の修得に向いているのだろう。
 チュニジア人が話しかけてきたら臆さずに返してあげよう。  
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